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人事の視点@人事コンサルタント

就活における「自己分析」のこと (3)

自己分析を取り扱う就活マニュアルや解説本は数多く、アドバイスの内容も多種多様ですが、残念ながら「誰にでもマッチする絶対的な方法や正解はない」ということは、前にもお話しした通りです。

では、自己分析について、どのような考えで向き合うと良いのでしょうか。

ポイントは、就職活動のための自己分析であるという認識を持つこと。

なんのための自己分析なのか、その目的がブレてしまうと活動全般に支障が生じます。

例えば「自己分析すればするほど、何がしたいのかがわからなくなった」「自己不信になり社会人になる自信がなくなった」「本当の自分は何なのか、就職活動を中止して自分探しをしてみる」という話、珍しくありません。

長い人生です、ちょっと立ち止まって自分を振り返ってみるということは、決して悪いことではありません。

ただ、就職活動に重きを置いているのであれば、自己分析に惑わされることなく、目的の達成に向けてグイグイと進めていかなくてはなりません。

では、あらためて「就職活動の目的」は何でしょうか?

もちろん、自己分析で自分を知ることではありません。

また「就活のゴールは内定ではない、スタートだ」とか、「就活は人との競争ではなく、自分との戦いであり、人より早く内定することが重要ではない」などというアドバイスを見聞きします。

なんとなく「ごもっとも!」だと思いがちですが、惑わされてはいけません。

就職活動の目的は、就職先を決める(内定する)ことです。

新卒であれば、まずは卒業までを目標を達成に。

そして、自己分析の目的は、自分の傾向に気づき、就職における自分のニーズの整理と、意思決定時の基準をつくること。

就職活動は、効率よく情報を集め、選別し、自分の意思で決めていくことの繰り返しです。

そこがブレるとチグハグな就職活動になってしまいます。

ビジネスでいう「選択と集中」です。

ただやみくもに、何にでも手を広げ、活動の量を増やしても、結果的に何も得られなかった、ということにならないように。

次回に続きます。