LifeWorks.LAB

人事の視点@人事コンサルタント

ブラック○○対策 [1]

こんにちは、LifeWorks.LABです!

ブラック企業、ブラックバイトなど、「悪い=ブラック」という言葉がすっかり定着してきました。 「悪い」にも程度の差はありますが、この場合は「労働の法令に反するほど悪い」が相当でしょう。

ところで、なかなか減らない労働におけるブラックな出来事。 なぜでしょう?

まず一番は、知識の違いによるもの。 企業など使用者側と労働者側に労働に関する法令についての知識差があり過ぎます。

道路交通法は、運転する側と取り締まる側の警察とに法令理解と知識に差は、ほとんどないのですが(免許制なので当たり前ですが)、働くことに関する法令の知識の差の大きさときたら…。

さらに、使用者側には人事担当などの専門家や大手企業になると顧問の社会保険労務士、弁護士などもいて法令対応について万全です。

一方、労働者側はと言うと、せいぜい労働組合、あとは自力で情報収集…。 しかし、自分で法律や判例を読み解こうにも、そもそも言葉が難しい。 したがって、何が正しくて、何が悪いのか、知らないまま、ルールだと言われるがままに働いている、という方が大多数だと思います。

学生さんも然り。 就活に際し、会社説明会などで労働条件の説明を受けはするが、休みが多そうとか、手当がたくさんあるとか、なんとなくの比較でここは良いとか良くないとかで判断されている方がほとんどと聞きます。 仕方がないですね。 そもそも、良し悪しを判断する上での基本(法令知識)がない、もしくは少ないのが現状ですから。

使用者と労働者は対等の立場で…と雇用の契約から処遇についての申し入れができることが本来の姿ですが、現実は、使用者側が絶対的に有利です。

そしてこの、労働者の「知らない」に容赦なくつけこむのがブラック企業、ブラックバイトです。

結局、大切なことは、生涯の貴重な時間を費やす「働く」ということついて、基本的なルールを知っておくということです。(当たり前な話すぎてごめんなさい)

誰もが正しい知識と行動を持って就労すれば、ブラック企業が存在する余地が多少でも減ると思われます。 もちろん自身の防衛策としても有効です。

大学や専門学校のキャリアセンターに、長らくずっと私は提案しています。 入学後、キャリア教育の一環として、働くことに関する最低限の知識を身につける教育などの実施を。 いや、アルバイトを考える、高校生から始めるべきですね。 高校卒業後に就職する方もいらっしゃるわけですから。

面接やエントリーシートなど、就職率の向上のための対策より、長く安心して働くこと事ができるよう学校教育機関に「おかしい事を見抜く目を養う機会」をプログラムとして取り入れていただくことを望みます。